リユース(再使用)のすすめ ~トリミング用機器・器具~
■リユース(再使用)の文化
日 本人は古くから物を大切にする文化があって「もったいない」という言葉が生活の中でもよく使われていた。私も子供の頃お下がりを着せられてモノを大切にす ることを教えられた。母は口癖のようにいつも「もったいないから」と言っては身の回りのものを大切に使い回していた。洋服、袋もの、肌着を繕っていた姿を 思い出す。戦後の物不足の時代を生きてきた人々は安易にモノを捨てずに再使用することを常日頃から考えていたのだろう。
■リユース(再使用)の営み
近 年、私はTシャツ、ブルゾン、Gパンはブランドものは近所にあるお気に入りの古着屋で買い物をし、中古家電品、家具、雑貨はリサイクルショップでいいもの を探し選ぶ。今夏に10年続いたサロンをそのまま引き継いで看板を新しいものに替えて内装をリニューアルしオープン。トリミング用機器・器材関係はドッグ バス、ドライヤー、テーブルそして犬舎に至るまで機能性、利便性プラス経済性を重視して全てリユースした。お店の送迎車はもちろんリユースCar。リユー スフルな活き方をとことん追求していくと物を再使用出来ることの喜びと満足感を得ることが出来る。そして再使用の文化を深く考えていくと私たちも持続可能 な循環型社会の一員になれることが分かってくる。
■リユース(再使用)の考え方
昨 今、欧州危機、円高が連日報道されて生活防衛意識も高まっている。地域内の不用品交換のバザー、フリーマーケット、ガレージセール等に関心を示す生活者も 増えている。ペットの美容業界に勤めている人々、独立開業を考えている方々の間でもトリミング機器・器具は中古品でもいいからという声は多い。「予算が限 られているので中古品でいいモノを選びたい。」「このまま捨てるのはもったいないし、出来れば少しでもいい値段で買い取ってもらいたい。」様々なお声を頂 いている。
■リユース(再使用)のすすめ
ドッグバス、犬舎も不用品となって、産業廃棄物・粗大ゴミとなると収集運搬から最終処分までコストはかかるし無駄なエネルギー消費や環境汚染にもつながりかねず環境負荷も大きくなる。私たちは不用となったトリミング機器・器具を点検・整備、洗浄した後にリユース(再使用)していくことで店舗のコスト削減に貢献できると考える。特にドライヤー等の電気製品は電気用品安全法に基づきメーカーの協力を得て点検整備を徹底する。法令順守して安心して再使用できるように努めたい。